過日の8月12日にお知らせしましたが、東京の都心も都心で大洪水(天井からの全室大漏水)に遭い、避難所生活を体験いたしました。避難先は、距離にして僅か4Km弱ほどでしたが、家を移るということの大変さをいやというほど思い知りました。

 でも9月29日、またまた避難先から荷物をまとめ旧居に戻ることができました。今、家族4人、各自の部屋に家具を運び終わりました。家具を入れた、というだけです。それでも避難生活にようやく戻りました。

 全国で同様な避難生活を過ごした方々の、つらい厳しい生活の一端が肌身に染みてわかりました。

 その間、やらねばならないことが遅れに遅れ、手がつかず、たまりにたまっています。本の出版、原稿書き、新たな出版打ち合わせ、研究報告書執筆、助成金申請、英・仏・独行き、講演会、大学の講義、委員会出席などなどが、否応なしに迫り、まさにあえぎました。それに妻として母として老いた両親の子どもとしての役割がかぶさり、いまだに全力疾走の生活が続いています。でもとにかく机に座り、何かを考える時間を持てるようになりました。

 ご援助いただいた多くの方々、本当にありがとうございました。避難生活のキツさが思いきり体験・体感できました。改めて再スタートいたします。

(文責 清永奈穂   2023年10月1日)