今、学校では安全教育の義務化に伴う子ども指導をいかに行うかに非常に苦慮しています。特に犯罪からの安全指導においては、大声を出さざるを得ない上に、子どもを集めていわゆる密閉・密集・密接の空間を作らざるを得ない場面が生じます。それもマスクをしながらです。
いかに効果ある体験授業を行うか、非常に難しく悩ましい問題です。
私どもは、静岡県で実際に子ども指導を実施している静岡県NPO法人 静岡県防犯アドバイザー協会有志の方々とオンデマンドで研究を重ね、このたびコロナウイルス禍でも実施可能な体験型安全教育指導プログラムを作成しました(下図参照)。
今後実際に東京・千葉・静岡等の教育現場で展開して行く計画を立てています。この活動を行った際の効果測定用調査表も作成しました。
(文責 清永奈穂 八手紘子 2020・07・30)