6月17日と18日の2日間にわたり東京都内で表題の攻守会を開催しました。中心の課題は「犯罪からの安全確保」でしたが、長岡造形大学名誉教授の平井邦彦線先生が専門の「地震災害からの安全」も織り込んで講習会は進みました。
最後は参加された先生方に一般社団法人安心安全教育協会より「安全指導士資格」の証書が渡され終了しました。
中国の方々が勉強すると同時に、私たち自身も大きな勉強をしました。
当然のことですが、中国と日本で「子どもの安全観」に大きな違いがあり、また園・学校、特に家庭に「安全な子育て」についての考えが極めて異なっているのを具体的に学びました。文化・習慣の違いと一言で表現しますが、具体的にその違いがどのようなものであるかを学びました。得難い経験でした。
2018年の入管法改正により、今後わが国にこれまで以上に定住外国人児童が中国から入ってきて共に住む状況が進みます。当然こうした児童たちへの安全問題と安全教育が大きな課題となります。
児童たちだけでなくその保護者への安全教育が課題となってくるのは間違いありません。
中国だけでなく大きくアジアの国の子ども、さらには世界の子どもを睨んだ「日本の安全教育」を考えねばならない時が来たと痛感しました。これからの多文化多言語共生社会に本づくりに「子どもの安全」は不可欠だと痛感いたしました。
子どたちの安全に国境はない。私たちのこれからの標語だと思います。
(文責 清永奈穂 2019・0629)