今回の練馬の児童刺傷事件ですが、「不審者がわからない人が突然襲ってきたら防ぎようがない」というコメントが新聞に載っていました。しかし、実はこれは誤解で、ほとんどの事件の場合前兆があります。この前兆を捉えて対処するのが大人の役割なのです。不審な車がずっと止まっている、不審な人がずっと電信柱の陰でたっている、あとから「そういえば」ということはたくさんあります。早くに気付いて警察に相談する、声をかける、と言ったことで未然に防げることは多々あります。どうしようもない、とあきらめるのではなく、早くに前兆を捉えることが大切です。

「逮捕の男、再三トラブル=隣の校区で「注意情報」―男児切り付け事件・東京
時事通信 6月28日(金)23時9分配信
 東京都練馬区の小学校前で男児3人が切られ、重軽傷を負った事件。銃刀法違反容疑で逮捕された男(47)は、現場から約500メートルの一戸建てに母親と住み、庭先で奇声を上げて通報されるなど近所とトラブルを繰り返していた。
 男の自宅は事件があった学校の隣の小学校の校区。この校区では4日前、登校に付き添っていた父親が殴られる事件が発生。今回逮捕された容疑者とよく似た男による事件が続き、保護者の間で注意を呼び掛けるメールが回っていた。
 男の母親によると、男は以前営業関係の仕事をしていたが精神疾患で通院し、3年ほど前から仕事に就いていなかった。28日も病院に行く予定だったが、午前11時半ごろ「旅行に行く」と言い出し、車で家を出たという。母親は「世間をお騒がせして申し訳ない」と話した。
 近所の住民によると、男は以前から何度も庭先で大声を上げるなどしており、通報されパトカーが来たこともあった。 」