ネット社会における子どもの安全確保が大問題となって来ています。そうした状況を踏まえ、東京都の助成事業で行って来た「子どもとネット問題研究」などを参考に、表題のような絵本を学研から出版することとなりました。おそらくこうした低年齢な子どもがSNSなどと向き合った時の防犯の絵本は我が国では初めての絵本ではないかと思います。

出版に際しては、書かねばならない幾つもの問題が浮かび上がってきましたが、その中の「ネット社会で、これだけは身につけさせたい」という鍵となるポイントに絞り、子どもが「絵」を眺め学ぶとき、どの点を保護者・先生・地域の方々が重視し、どの様に読み聞かせしなければならないかを解説しました。

SNS問題は、子どもが生長する上で、今後ますます重要性を増すのは間違いありません。私たちも、今回の学研さんの絵本をベースにさらに研究を充実・発展させてゆきたいと思います。

(文責 清永奈穂   2025年2月16日)