You need to add a widget, row, or prebuilt layout before you’ll see anything here. 🙂

2024年11月5日前後から津山事件と加古川事件の犯人が同一犯ではないかという報道が盛んになされています。

私たちは、2004年に岡山・津山市で起こった小学3年女児刺殺事件と、2007年兵庫県・加古川市で起こった小学2年女児刺殺事件の類似性がきわめて高いことに注目してきました。

兵庫県・加古川市で起こった小学2年女児刺殺事件については、合計5度ほど日本女子大学の清永研のゼミ生と共に現場に赴き、被害家屋周辺住民のヒヤリング、巻き尺を使った犯人襲撃空間の計測、周辺の徹底した写真撮影(下写真2枚)。これらデータを基にゼミ生を交えた判断交換を行うという現場実査・研究を行いました。

その結果、この事件は現場周辺を熟知(特に夜間の照明や人通り、被害家屋の周辺の家屋の並びや畑の様子)し、少なくとも2回以上歩き回ったものでしか実行できないと結論付けました。そこで事件当時加古川に居住していた人物を洗い特定し追いかけました。

岡山県津山市で起こった事件の犯人も加古川出身です。そのことだけで両事件の類似性を強調するものではありません。ほかに似通った点を11点上げることができます(詳細は述べません)。

結果として2004年と2007年の事件(もし同一犯人であれば)の延長に犯人は、兵庫県姫路市(加古川に隣接)で2015年女子中学生の腹部をやはりナイフで刺したと判断しました。ナイフを振るって犯行に及ぶというのは、過去の事件事例から見て癖になる手口です。

 最終的に2004年と2007年の事件を集約した1枚の要約表と、事件現場に関する膨大な写真(当時)をみながら、どうしたらこの種事件を防げるか、考え込みました。私たちなりに犯人ではないかという人物を突き止め、そのおおよその結果をネット上に掲げました(2018・05・30)。しかし明晰に「犯人名」をあげることは出来ませんでした。今回報道と同じ名前です。

 色んな点で考え込まされました。犯人に会えるなら会って確認したいことが多々残されました。

              (文責  清永奈穂  2024・11・07)