ステップ総合研究所内子どもの安全教育グループACE
(2012年9月よりNPO法人体験型安全教育支援機構に移行し、実践はNPO法人体験型安全教育支援機構で行っています)
詳しくはwww.safety-education.org へお問い合わせ下さい。プログラム内容は下記の内容を使用しています)
犯罪からの子どもの安全教育
体験型安全教育プログラムで安全基礎体力を付けよう!
(プログラム及び効果測定研究が2012年キッズデザイン賞優秀賞を受賞しました)
「体験型安全教室」「子ども安全ボランティア養成講座」
「体験型安全教室講師養成座」ご案内
全国の幼稚園・小学校・中学校での体験型安全教室を行うとともに、体験型安全教室講師養成、および安全ボランティア養成講座も行っています。
私たちは「自分で自分を守る力」のことを「安全基礎体力」(「防犯先生の子ども安全マニュアル」より)と呼んでいます。安全基礎体力とは、危機に対する社会的な力と体の力のことで、4つの力で表すことができます。4つとは①危機に対する知識知恵、②体力、③コミュニケーション力、④大人力です。私達の体験型安全教室では、この安全基礎体力をつけることを目的として行っています。
子どもたちを犯罪から守るために、大人ができること、そして子ども自身ができることを、頭、体、声を使って大人も子どもも一緒に考えていきたいと思っています。
1.危機を通して子どもを大人に育てる体験型安全教室を全国で開催
ステップ総合研究所は、全国で 子どものための体験型安全教育を行っています。
低学年は体を動かしながら、頭と心と体をつなげる体験を繰り返すことを中心に、高学年はさらに社会性(共助・公助の)力を培うことの大切さを教えていきます。
写真左より 「大声出し練習」「防犯ブザーのならしかた」「ランドセルを背負って走ってみよう」「駆け込んでみよう」
子どもが危機を察知し、自分の身を自分で守るための「安全基礎体力」をつけるためにはどうしたらよいか。
それには子ども自身が自分で自分を守る力をつけるためには、実際に手、足、声、頭、身体全体を使い、頭と心をつなげる体験を繰り返すことが必要です。
また保護者として、地域の一員としてど子どもたちを見守っていけばよいかを、科学的実験結果をもとに編み出した訓練方法とともに、みなさんとご一緒に考えていくことを目的に活動を行っています。
たとえば、ワークショップコレクション「コワイを体験しよう~教室サイズの犯罪からの安全体験パーク~」では、子どもたち自身が、実際にコワイ体験を通して、危機を察知し回避する方法を、自分たちで発見する力を付ける内容で行いました。2011年2月)。また、全国の小学校、自治体、PTAなどで、体育館や校庭、公民館などで危機からの脱出方法など体験型安全教室を行っています。体験型安全教室はNHK週刊こどもニュース「通学路が危ない!自分で自分を守る力をつけよう」(2010年11月)、NHK首都圏ネットワーク「子どもを犯罪から守るために」(2012年3月23日)でも紹介されました。
授業を行った学校の先生方の声(一部抜粋)
・どのくらいの声で大人にSOSをだせばよいのか、またジタバタする方法など、なかなか実際に体験できないことができて、子どもたちに身に付いた。とても勉強になったと思う(都内小学校 小学校一年生担当教諭)
・大道具を使い、子どもたちにあきさせることなくテンポよく授業が進められていてとても良かった。(都内小学校 小学校4年生担当教諭)
・危ない場所を覚える合言葉、「ひまわりさん」が、今度作る地域安全マップとつながり、とてもよかった(小学校5年生担当教諭)
・実際にかばんを背負って走るのはとてもよい。「はちみつじまん」も時間がたっても子どもたちがよく覚えていた(小学校3年生担当教諭)
(ACEによる講座・体験型安全教室の一部をご覧になれます)
・茨城新聞:http://www.ibaraki-np.co.jp/nie/news/page24.htm
・NHK週刊こどもニュース
・大東京防犯ネットワーク http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/vol_ikusei/v110108.html
・大東京防犯ネットワーク「八王子特別支援学校」
http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/kodomo/k20110726.html
・NHK首都圏ネットワークhttp://www.nhk.or.jp/shutoken/net/report/20120323.html
・朝日新聞子育て欄「子どもの身の守り方」(2012年3月31日)
2. 発達段階に沿った「体験型安全教育カリキュラム」による体験型安全教室
子どもたちは、「知らない人にはついていかない」「コワイことがあったら大きな声を出す」「走って逃げる」
など、知識としてはとてもよく知っています。
しかし、実際にコワイ場面に遭った時、どれだけの子どもたちが実際にできるでしょうか?
私達の行った調査では、「怖くなったときに何か実際にできると自信のある」子は50%(ACE調べ 2010年11月)、 実際に犯罪に遭遇し、キッパリ断れた子は12%、防犯ブザーを鳴らせ子どもは1%でした。
頭ではわかっていても、 「あとをつけられた」「声をかけられた」「じっと見られた」、、
そんなとき立ちすくんでしまう子どもたちが多いのです。 そしてその怖さはどんなに大きくなっても
簡単に忘れられるものではありません。
そんな子どもたちの心にできるだけ寄り添い、自分で危機を乗り越える力を身につけるため、
わたしたちは体験型の子どもの安全教室を行っています。
子どもが危機を察知し、自分の身を自分で守るための「安全基礎体力」(下記および「体験型安全教育プログラム」参照)をつけるために、 また保護者として、地域の一員として子どもたちを見守っていけばよいか、子どもから大人まで、科学的実験結果をもとに編み出したACE教育プログラム(詳細は「体験型安全教室プログラム」をご参照ください)用い、子どもの安全教室を行っています。
3.体験型安全教育プログラムの内容
ワークショップコレクション2011年2月26日・27日
「コワイを体験しよう~教室サイズの犯罪からの安全体験パーク」
お子様向け、保護者の方向け、地域の方向けなど、様々なプログラムをご用意しております。
(詳しくは「体験型安全教育プログラム」 のページをご覧ください)
ACE教育プログラムの5つの特徴
1、弊所特別顧問清永賢二(元日本女子大学教授、元科学警察研究所犯罪予防研究室室長)と弊所子どもの安全教育グループACEが行った、全国の小学生~中学生の犯罪遭遇体験調査の結果をもとにとっさの時の子どもたちの行動を分析。その行動をプログラムに反映
2、 犯罪者の調査をもとに「子どもを狙う犯罪者は、どんな場所で狙うか」
「どんな子どもを狙うか」「どんな見守りをされるといやか」など犯罪者の行動分析を取り入れ、犯罪学も組み込んだプログラム
3、 実際の子どもの事件被害現場に赴き、事件分析を実施。被害現場から、危ない場所、危ない時間を学ぶ、本当の「安全マッププログラム」を組み込む
4、 子どもの発達段階と学校教育課程にそった年齢ごとのきめ細かな教育プログラム
5、 実際に危機的体験を経験する安全体験パークを使用し、危機をリアルに体験することで、危機察知能力、危機回避行動を頭と体で学ぶ
以下はプログラムの内容の一部です。(詳しい内容はこちら)
( 幼稚園の場合)
パネルシアター、紙芝居、DVDなどで「安心」と「あぶないこと」を学んでいただきます。
低年齢のお子さんには、まず、どれだけ自分がが愛されているか、見守られているかを感じていただくことを
大事にしています。自分が安心に感じ、幸せに感じることから、安全教育は始まるからです。
また、先生や保護者の方と、走る、大声を出す、防犯ブザーをならすなど体を動かし、
コミュニケーションをとりながら楽しく安全基礎体力を身につける練習をします。
いざというときに、とっさに危機を察知し、回避する能力を付けるためには、早くから、安全教育を行う必要があります。かといって、こわいことを体験するだけではありません。まずは楽しく。
園庭、ホールなどを使用し、体を動かしながら楽しく行います。
(小学校)子どもの発達は、一年一年で異なります。私達は、可能な限り、各学年ごと、または低・中・高にわけて、発達段階に沿った指導を行っています。
低学年向け:
「前を向いて歩こう練習」
「子どもの安全ブザーの正しいつけ方、鳴らし方練習」
「大声の出し方練習」
「ランドセルを背負って走ってみよう練習」等自分で自分を守る方法を学ぶ
*校庭、体育館、教室など、スペースに合わせて内容を組み立てます。できるだけ体を使って行うこと、を取り入れます。
中学年向け:
「ランドセルを背負って20メートル走ってみよう」
「6メートル、4メートルを注意しよう」
「鳴らそう、叫ぼう」
「ジタバタ」
「ロケットダッシュ」等自分を守るとともに、お友達と協力することも学ぶ
*校庭、体育館、教室など、スペースに合わせて内容を組み立ています。体を使うことはもちろん、不審者対策としてのロールプレイング、協同して助け合う内容も組み込んでいます。
高学年向け:
「正しい安全マップの作り方」
「走る、叫ぶ、鳴らす、引き返すをもう一度やってみよう」 等、共助、公助も学ぶ
また、「薬物防止教室」も薬物防止講座専門講師によりおこなっております。
*社会的な力を付ける内容等を盛り込んでいます。
(中学校・高校の場合)
走ろう、伝えよう、助け合おうをキーワードに、小学校高学年よりも高度な社会的な力、知識、技術を
持っていただくようプログラムを組んでいます。
また、 犯罪被害に遭遇するのは、小学生まで、と思い込みがちですが、
実は、中学生・高校生の犯罪被害(特に性的な被害)は非常に多くなっています。
そういった悲しい被害に遭わないためにも、中学生、高校生向けの危機回避行動を学ぶプログラムを取り入れています。また、薬物防止講座専門講師による薬物教育も行っています。
4.子どもの安全教育グループACE 体験型安全教室講師 および 学校安全ボランティア養成講座講師
弊所は、体験型安全教室講師養成講座を随時行っております。
講師養成プログラム:
1.指導者用テキスト(日本女子大学清永賢二客員教授監修)を用いた講座を10時間受講
2.実習 10時間
3.認定試験
4.講師認定
講師陣は、犯罪学、子どもの安全研究先駆者である、当研究所等講師特別顧問日本女子大学客員教授清永賢二、元日本女子大学市民安全学研究センター研究員で、NHK、フジテレビ、TBSなどにも出演、全国教育委員会、自治体での講演経験も豊富な清永奈穂をはじめ、体験型安全教育講師として全国で講師をしている子どもの安全教育グループACE研究員です。
認定された講師の方々は、各地での安全教室講師、学校安全ボランティア養成講習会、スクールガードリーダー講習会などで講師を務めています。
体験型安全教室講座の主な講師
㈱ステップ総合研究所 特別顧問 清永賢二 日本女子大学客員教授
㈱ステップ総合研究所 協力研究員 田中賢 日本福祉大学准教授
㈱ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE代表 清永奈穂研究員
(元日本女子大学市民安全学研究センター研究員)
㈱ステップ総合研究所 調査部長 篠原惇理(元積水ハウス設計次長)
お問い合わせ:
メール:info@ri-step.co.jp
電話:03-3946-5203
いつでもお気軽にお問い合わせください。
5.全国の学校安全ボランティア養成講座・スクールガードリーダー講習会、防犯大会での講師をしております。
講演では、子どもを見守るポイントー危険な街とはどんなまちか、犯罪はなぜ起こるのか、犯罪者が狙う街、狙う距離、狙う子どもなどについて講義を行います。
その後、実際に走る、叫ぶ、危機状況の対応の練習を行うなど、大人としての見守り実践練習を行います。
独自の子どもの安全チェックシートを使い、今後の安全教育に活用します。http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/vol_ikusei/v110314.html(子ども見守りボランティアリーダー養成講座での大人向け講義が一部ご覧になれます)
6.講師陣
体験型安全教室及び、講師養成講座、防犯大会などの講師は、
犯罪学、子どもの安全研究先駆者であり、40年以上の研究経験をもつ、当研究所等講師特別顧問 (元日本女子大学客員教授、元警察庁科学警察研究所犯罪予防研究室室長)、安全な街づくりを追求し続ける元積水ハウス取締役篠原惇理、安全という視点でデザイン・教育を考える日本福祉大学准教授田中賢、元日本女子大学市民安全学研究センター研究員で、規範教育や、子どもの安全教育、地域安全を研究する清永奈穂をはじめ、体験型安全教育講師として全国で講師をしているメンバーです。
また、子どもの安全教育グループACEの研究員は、一保護者でもあり、母親として、父親としての視点からも子どもの安全教育に関して考えています。
主な講師陣
㈱ステップ総合研究所 特別顧問 清永賢二 日本女子大学客員教授
㈱ステップ総合研究所 協力研究員 田中賢 日本福祉大学准教授
㈱ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE代表 清永奈穂研究員
(元日本女子大学市民安全学研究センター研究員)
㈱ステップ総合研究所 調査部長 篠原惇理(元積水ハウス設計次長)
㈱ステップ総合研究所 子どもの安全教育研究グループACE研究員
今田 知寿子(安全マップ・薬物防止専門)/ 山本 郁子/原 千恵/伊藤智子
遠藤 直美(事故・医療関係専門)/岡野 育子/飯田 道子 /藤村友里
美術担当: 佐藤郁子&吉川しおり
(安全教室の大道具・小道具、プログラムデザイン、教材デザインなど担当)
7.内容に関するお問い合わせ・お申込み・費用
講座内容のご相談、料金等はお気軽にご相談ください。
ただし、講師派遣に関わる交通費は実費でいただいております。
PTAや自治体等の皆様の場合は、ご要望の内容で、ご要望の(ご予算内の)金額にて講座を行っております。
下記の連絡先まで、お電話、FAX、電子メールでお問い合わせください。お問い合わせフォームもご利用ください。
<連絡先>
㈱ステップ総合研究所 講演会・体験教室担当
担当:清永奈穂・遠藤直美
電話:03-3946-5203
ファックス:03-3946-3275
電子メール:info@ri-step.co.jp
問い合わせフォーム:こちら
8.受講者の声(学校の先生方のお声は本ページ冒頭をご覧ください)
<体験型安全教室に関して>
・不安がってばかりいるのではなく、安全基礎体力を付ける練習をするなど、親子でいくらでもできることがあるのがわかってよかった。
・どのくらい走って逃げればよいのか、どうやって大声を出せばいいのか、具体的に教えてもらってよかった
・防犯ブザーの付け方など、知っているようで知らないことがたくさんあり、役に立った。明日から自信を持って子どもを送り出せる。
・講座を受けた数日後、子どもが夜後を付けられたのだが、講習で教わったことを思い出し、思い切ってダッシュして逃げることができたようだ。講習を受けていてよかった。
(一部抜粋)
<防犯指導者講習会など、大人向け講習会に関して>
(A県の受講後のアンケート結果より)
アンケートの結果を見ますと、清永様の講演に対して、「大いに参考になった」という方が58.6%、「参考になった」という方が38.7%で、参観者に大変好評でありました。以下、参観者の感想のうち、主なものを列記させていただきます。
・ありがとうございました。「安全基礎体力」という概念については、初めて聞くことばでしたので、興味深く聞くことができました。パワーポイントのスライドには、「差別教育」「人間不信」の部分がありましたが、この点について、もっとお聞きしたかったと思います。近くに障害者の施設がありますが、子どもたちが勝手に騒ぎ立てることもあり、失礼な態度をとることがあるので。また、犯罪者が生まれないような教育に結びつくとよいと思いました。
・とても勉強になりました。本校の安全教育や不審者対応訓練が実践的でなかったことが分かりました。是非取り入れていきたいと思いました。
・これまで安全教育とされてきたことは対処的対応であり、これからは聞き、安全を通して大人を育てる安全教育の時代であるという清永奈穂氏の話が心に残りました。
・初めて、校内の安全担当になり、分からないことばかりだったので、この講習はとても参考になりました。20m先から犯罪者が相手を認識しているなど、犯罪者からの視点で見る必要性を感じました。
・巻き尺を使って20m走って逃げる訓練は、本校でもやってみようと思いました。ロケットダッシュ練習、大声練習なども必要なことだと再認識しました。
9.子どもの安全教育グループACEの新聞・テレビ等への出演(詳しくはこちら)
2010年 3月~5月 神戸新聞、静岡新聞、茨城新聞など 新一年生のための防犯教室の重要性(下左写真参照)
[親子で防犯対策 新1年生の登下校対策 定期的な練習必要] |
2010/05/10 (月)茨城新聞朝刊 教育 A版 13頁 |
新1年生の児童を持つ親にとって、自分の手を離れ登下校をする子どもの安全は気掛かりだ。そんな不安の解消へ、親子で防犯のこつを学んでもらおうと、東京都内で開かれた安全教室をのぞいた。 3月末、文京区の公共施設に小学校入学を控えた親子20組が集まった。幼稚園や保育所で子どもの送り迎えをしてきた母親ばかりで、「事件に巻き込まれないだろうか」「ちゃんと帰ってくるまで落ち着かない」と不安が漏れる。 教室は危機管理を研究するステップ総合研究所(同区)が開いた。「1年生が自分を守る方法を体得するには、保護者の防犯知識や見守り活動が欠かせない」と同研究所の楊(清永)奈穂さん。休日などに親子で通学路を歩き、非常時に駆け込めるコンビニや喫茶店、交番などの「安全な場所」、暗がりのある駐車場や狭い脇道といった「危険な場所」について、写真に残すなどして情報を共有しておくようアドバイスした。 「時々は子どもと通学路を歩いてみなければ」と参加した遠藤直美さん。地域で不審者情報が出るなどしたら、すぐに場所を確認して子供に具体的な注意を与えるためだ。 【写真説明】 |
2010年 11月NHK「週刊こどもニュース」(危ない通学路特集)清永奈穂、子どもの安全教育グループACE出演
2011年 3月 NHK「あさイチ」(子どもの防犯特集「なぜ防犯ブザーをいざという時鳴らせないか」) 清永奈穂 出演
2011年 3月 TBS「Nステ」(熊本心ちゃん事件関連ニュース) 清永奈穂 出演
2011年 3月 産経新聞 コメント掲載(下右写真参照)
(「子供の安全や地域防犯を研究する「ステップ総合研究所」(東京都文京区)は「犯罪者が狙うのは、近づきやすくて逃げやすい場所。小学校に上がる前の段階からでも、危ない人の見極め方や断る方法、大声の出し方といった対処法を保護者らが教えていく必要がある」と訴える。(2011年 3月7日 産経新聞より)http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110306/crm11030622450020-n2.htm
2011年 3月 フジテレビ 「とくだね」(熊本心ちゃん事件関連ニュース)出演
2011年 11月 朝日新聞 子どもの犯罪被害調査
2012年 3月 NHK首都圏ネットワーク「子どもを犯罪から守るために」
http://www.nhk.or.jp/shutoken/net/report/20120323.html
2012年3月 朝日新聞「子どもの身の守り方」
2012年4月 NHKこども手話ウィークリー
2012年4月 東京新聞 「新一年生の登下校 自分で身を守る6カ条」
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2012041402000149.html
(東京新聞・中日新聞4月14日掲載文より)
小学生になると登下校に保護者は付き添わず、子どもだけで行動する機会が増える。気になるのが、子ども狙いの犯罪だ。子どもが身を守るには、叫ぶ、逃げる、かみつくなどが有効。家庭での訓練法も含め、専門家に紹介してもらった。 (小形佳奈)
「サングラスやマスク姿といった見た目だけで、不審者と判断してはいけない」。子どもを狙う犯罪を研究し、体験型の安全教室を開いている「子どもの安全教育グループACE」代表の清永奈穂さんは解説した。
「近づいてくる、話し掛けてくる、ついてくる-。何らかのコミュニケーションを一方的に求めてくる人が、不審者です」
四、五年前に清永さんらが小学生に行った調査では、21%もが、不審者につきまとわれたり、声を掛けられたりしていた。夕方に通学路で遭遇した割合が高く、半数近くは走って逃げたが、何もできなかったという子どもも二割。七割は、そのとき防犯ブザーを持っていなかった。
そうした不審者による犯罪を未然に防ぐには、どうすればいいのか。清永さんは次の六点を強調した。
●防犯ブザー
引っ張る部分がへそのあたりに来るよう、取り付け位置を調節する。後ろから抱きつかれても鳴らせるか試す。電池切れがないか定期的に確かめる。
●「行きません」
知らない人に「お菓子を買ってあげる」「ゲームを見せてあげる」と言われてもついて行かない。「行きません」と断る。
●大声と身ぶり
何かあれば、「助けて!」と大声で。コツは、体を「く」の字に曲げること。大げさに手を振ったり足を踏み鳴らして、遠くの人にも分かるよう、全身で知らせる。
●20メートル全力疾走
不審者は狙った相手が二十メートル逃げるとあきらめるという。全速力で逃げ、場合によっては持ち物は捨てる。
●ジタバタ
それでも手をつかまれたら、おしりを床につけ、捕まらないように相手に向かって足をバタバタさせる。
●かみつく
捕まってしまったら、かみつく。指先が一番痛いが、とにかくどこでも。ひるんだ隙に逃げる。
いずれも、体験させることが重要。二十メートル走では距離感を覚えさせ、ジタバタでは体力に合わせてジタバタの時間を十秒、二十秒と延ばす。かみつきでは、かまれるところにタオルを巻いておき、本当にかませてみる。
清永さんは、「訓練で、危機に対する判断力といった『安全基礎体力』を身に付けて」とアドバイスした。
2012年4月 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2012041402000149.html
(左より 茨城新聞2010年5月、キッズデザイン賞リサーチ部門受賞展示の様子2009年8月、産経新聞2011年3月)
講演記録はACE防犯教室記録をご覧ください。
詳細はブログをご覧ください⇒http://blog.goo.ne.jp/ace77772009/
私たちは「自分で自分を守る力」のことを「安全基礎体力」(「防犯先生の子ども安全マニュアル」より)といいます。本講座ではこの安全基礎体力をつけることを目的として開催します。
子どもたちを犯罪から守るために、大人ができること、そして子ども自身ができることを、頭、体、声を使って大人も子どもも一緒に考えていきます。
自信を持つためには、実際に手、足、声、頭、身体全体を使い、頭と心をつなげる体験を繰り返すことが必要です。
子どもが危機を察知し、自分の身を自分で守るための「安全基礎体力」をつけるためにはどうしたらよいか。
また保護者として、地域の一員としてど子どもたちを見守っていけばよいかを、
科学的実験結果をもとに編み出した訓練方法とともに、みなさんとご一緒に考えていくことを目的に活動を行っています。